英語教育は現代において非常に注目されています。小学校から英語の授業が導入され、中学・高校では英検などの資格試験が進学や就職に有利とされています。そんな中、「子どもには早いうちから英語に触れさせたい」と考える親も増えてきました。
しかし、「英語はママが教えるもの」という固定観念を持っていませんか?実は、パパだからこそできる英語教育があります。今回は、英検2級を持つ私が実践している「パパでもできる家庭での英語教育」について、具体的な方法やコツをお伝えします。
私自身は、建築系の大学を卒業し、ハウスメーカーで働いていましたが、インフラ建築への興味から転職を経験しました。そんな私でも、家庭で子どもに英語を教えることができています。この記事を通じて、忙しいパパでも無理なく英語教育ができる方法を知っていただければと思います。
なぜ英検2級パパが英語教育を始めたのか
私が子どもに英語教育を始めた理由は、単純に「英語はこれからの時代に必要だ」と感じたからです。私自身、建築系の大学を卒業し、最初はハウスメーカーで働いていました。その後、インフラ建築の仕事に興味を持ち、転職を決意しました。この転職経験を通じて、さまざまな国の技術や文化に触れる機会が増え、「英語ができればもっと視野が広がる」と実感したのです。
しかし、私の英語力は英検2級レベル。日常会話がなんとかできる程度で、ネイティブとスムーズに話せるわけではありません。そんな私でも子どもに英語を教えられるのか?最初は不安もありました。
でも、「完璧でなくても、親が楽しんで英語に触れている姿を見せること」が大切だと考えを変えました。実際、私の英語は完璧ではありませんが、子どもは少しずつ英語に慣れ、英語で簡単なフレーズを話すことが増えています。
このように、自分自身の経験から感じた「英語の大切さ」と、「パパでもできる」という実感が、私の英語教育の原動力です
家庭でできる英語教育の実践方法
英語教育と聞くと、「教材を買わなければいけない」「専門的な知識が必要」と思うかもしれません。しかし、パパでも無理なく実践できる方法はたくさんあります。ここでは、我が家で実践している3つの方法を紹介します。
毎日の英語タイム:簡単なフレーズを使う
まずは、日常の中で簡単な英語フレーズを使うことから始めました。例えば:
-
朝の挨拶:「Good morning!(おはよう!)」
-
食事のとき:「Let’s eat.(食べよう)」
-
寝る前:「Good night.(おやすみ)」
子どもは繰り返し聞くことで、自然に英語を覚えます。ポイントは、完璧な発音や文法を気にしすぎないことです。パパが楽しんでいる姿を見せることで、子どもも抵抗なく英語に触れることができます。
英語絵本の活用:年齢に応じた選び方
英語絵本も家庭での英語教育にぴったりです。我が家では、子どもの年齢に合わせた簡単な英語絵本からスタートしました。たとえば:
-
0〜3歳:色や動物がテーマの簡単な絵本(「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」など)
-
4〜6歳:ストーリーが短いもの(「The Very Hungry Caterpillar」など)
-
小学生以降:英語と日本語が両方書かれたバイリンガル絵本
読み聞かせをするときは、日本語で簡単に意味を補足してあげることで、子どもが理解しやすくなります。また、パパ自身も読みながら新しい単語を学べるので、親子で一緒に成長できます。
英語アニメ・音楽の活用:楽しみながら学ぶ
英語は「勉強」ではなく「楽しみ」として取り入れることが大切です。我が家では、子どもが好きな英語アニメを一緒に見ることも習慣にしています。特におすすめは以下の作品です:
-
「Peppa Pig」:短くてわかりやすい英語
-
「Paw Patrol」:ヒーローごっこが好きな子にぴったり
-
「Cocomelon」:音楽と英語のリズムが楽しい
音楽も効果的です。朝の支度中や車での移動中に英語の歌を流すだけで、自然に英語のリズムや発音に慣れることができます。
こうした日常の工夫で、無理なく英語を身につける環境を作ることができます。
英語力を伸ばすための工夫
家庭で英語に触れる習慣を作ったら、次は子どもの英語力を少しずつ伸ばす工夫が必要です。ここでは、英検2級レベルのパパでも実践できる方法を3つ紹介します。
1. 英検2級レベルのパパでもできるリスニング練習
リスニング力は英語学習で非常に重要です。我が家では、次のようなリスニング方法を取り入れています:
-
毎朝5分の英語音声を流す
通勤中に聞いている英語ポッドキャストやYouTubeを、朝食の時間に子どもと一緒に流すことがあります。簡単な子ども向けの内容でOK。例えば「Kids Learning Tube」や「Super Simple Songs」など。 -
英語絵本のオーディオブックを活用
英語絵本には音声付きのものも多く、読み聞かせだけでなく、耳で英語を聞く練習にもなります。Amazon AudibleやYouTubeでも手軽に聞けます。
ポイントは、子どもがすべて理解できなくても気にしないこと。まずは英語の音に慣れ、耳から自然にフレーズが入ってくるようにすることが大切です。
子どもと一緒に発音練習を楽しむコツ
発音は子どもが英語に自信を持つ大きなカギです。私が実践しているのは、ゲーム感覚で発音を練習することです。
-
鏡を使って一緒に発音
「th」「r」「l」など、発音が難しい音を一緒に練習。鏡を見ながら「舌はこうするんだよ」と教えると、子どもも楽しく真似します。 -
モノマネゲーム
英語アニメやYouTubeのキャラクターのセリフを真似してみる遊び。たとえば「Peppa Pig」のキャラクターの声を真似して、親子で笑いながら練習します。 -
リズムで覚える単語
簡単な単語やフレーズをリズムに乗せて繰り返します。「Hello, how are you?」などの簡単なフレーズを、手拍子しながらリズミカルに言うことで、自然と覚えられます。
失敗もOK!パパの実体験エピソード
英語教育をしていると、パパも子どもも失敗することがあります。でも、それは成長の証です。私自身もこんな失敗をしました:
-
発音が間違っていて子どもに笑われた
「apple」を「エイプル」と発音してしまい、子どもから「違うよ、パパ!」とツッコミ。恥ずかしかったですが、その後一緒に発音を確認し、楽しい学びの時間になりました。 -
質問に答えられなかった
子どもが「Why is the sky blue?(なんで空は青いの?)」と聞いてきたとき、英語でうまく説明できず、しどろもどろに。そこで、「Let’s check together!(一緒に調べてみよう!)」とインターネットで調べ、一緒に学ぶ機会に変えました。
このように、失敗はむしろ子どもと一緒に成長できるチャンスです。パパも完璧でなくてOK。むしろ、間違えながらも挑戦する姿を見せることで、子どもも「間違えても大丈夫なんだ」と安心して英語に挑戦できます。
パパだからできるモチベーション管理
英語教育は継続がカギです。しかし、子どもが飽きてしまったり、パパ自身が忙しくて続けられなくなったりすることもあります。そんなとき、パパだからこそできる工夫があります。
仕事での経験を英語教育に活かす
私の場合、建築業界での経験を英語教育に取り入れることが、子どもにとって新鮮で楽しい学びにつながっています。たとえば:
-
現場で使う英単語を紹介
家でブロック遊びをするとき、「Let’s build a house!(家を建てよう!)」と言いながら、壁(wall)、屋根(roof)、ドア(door)といった単語を教えます。 -
建築に関する簡単な英語会話
「This is a bridge.(これは橋だよ)」など、日常で見かける建築物も英語で説明。子どもは好奇心から質問してくれるようになり、自然と語彙が増えます。 -
英語でスケッチブック遊び
一緒に家や公園をスケッチしながら、「This is a tree.(これは木だよ)」など、描いたものを英語で説明。建築という視点を活かし、子どもも楽しんで英語に触れています。
パパだからこそできる「一緒に挑戦」
子どもは親の姿を見て学びます。私も「一緒に挑戦する姿」を大切にしています。
-
一緒に英検を目指す
私自身が英検2級を持っていますが、「次は準1級を目指そうかな」と子どもに話しています。子どもも「パパも頑張ってる!」と感じ、やる気が出るようです。 -
家族みんなで英語ゲーム
例えば「英語しりとり」や「英単語かるた」など、家族全員で楽しめるゲームを取り入れています。特に休日の夜は「英語タイム」として、ゲームをしながら自然に英語を使うことができます。 -
英語の目標を共有する
「今日は新しい単語を3つ覚えよう」「この週末は英語アニメを2本見る」といった小さな目標を一緒に立てます。子どもが目標を達成したら「Well done!(よくできたね!)」としっかり褒めることで、達成感を感じられるようにしています。
忙しいパパでも続けられる工夫
仕事が忙しくても英語教育を続けられるように、次のような工夫をしています:
-
スキマ時間を活用
朝の支度中や車での移動中に英語の歌を流す。子どもと一緒に歌うことで、自然に英語に触れる時間を確保できます。 -
簡単なルールで無理なく継続
我が家では「1日1フレーズ英語で話す」というルールを作っています。どんなに忙しくても、このルールなら続けられます。たとえば、「Good night.(おやすみ)」だけでもOK。 -
ママの協力も頼る
私ひとりでなく、妻にも「英語の絵本を読むときは一緒に英語で声に出してみよう」とお願いしています。パパだけが頑張るのではなく、家族みんなで英語に触れる時間を作ることが大切です。
このように、パパだからこそできるモチベーション管理を工夫することで、無理なく英語教育を続けられます。
続けてもよろしいでしょうか? 🙂
パパの英語教育は無理なく楽しく
ここまで、私が実践している「パパでもできる家庭での英語教育」について紹介してきました。最後に、大切なポイントを振り返ります。
1. 完璧を目指さないこと
英語教育はパパがネイティブのように話せる必要はありません。むしろ、パパが楽しみながら英語に挑戦する姿を見せることが大切です。間違えてもOK。パパも子どもも一緒に成長できます。
2. 日常に自然に英語を取り入れる
難しい教材や高価なプログラムは必要ありません。日常の挨拶や、遊びの中で自然に英語を使うことが、子どもにとっての「楽しい英語体験」につながります。
-
朝の「Good morning!」
-
食事中の「Let’s eat!」
-
寝る前の「Good night.」
こうした小さなフレーズが、英語への抵抗感をなくし、自然に英語を覚えるきっかけになります。
仕事や趣味を英語教育に活かす
パパだからこそできる、仕事や趣味を活かした英語教育も効果的です。私は建築業界での経験を活かして、建物や構造に関する英語を子どもに教えています。パパ自身が得意な分野を英語で説明してみると、子どもも興味を持ちやすくなります。
モチベーションはパパがリード
子どもはパパの姿を見ています。パパ自身も「一緒に英語を楽しむ」という姿勢を見せることで、子どもも前向きに英語に取り組むようになります。
-
一緒に英語アニメを見る
-
英語しりとりで遊ぶ
-
英検に一緒に挑戦する
パパも子どもも、一緒に成長していくことが大切です。
英語は「家族のコミュニケーションツール」
英語は単なる「勉強」ではなく、「家族のコミュニケーションツール」として使うことができます。家族で英語の歌を歌ったり、ゲームで遊んだりすることで、自然と英語が生活の一部になります。
最後に
パパでもできる家庭での英語教育は、難しいことではありません。大切なのは、子どもと一緒に楽しみながら続けることです。私も最初は不安でしたが、少しずつ工夫を重ねることで、子どもが英語に興味を持ち、自然と英語を使うようになりました。
もしこの記事を読んでいるパパたちが「自分にもできるかも」と思ってくれたら嬉しいです。ぜひ、今日から家族みんなで楽しめる英語教育を始めてみてください。😊
コメント